【代理店ソリューションメルマガ】2025年5月号をお送りします。
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1.【成長クラブイベント紹介コーナー】
成長クラブ 尾籠 裕之
2.【成績集計 RPAを活用して省力化できます】
ユナイテッド・インシュアランス(株) 眞柄 哲朗
3.【RPA 対 Excelマクロ】
成長クラブ 開発担当 栗栖 史匡
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1.【成長クラブイベント紹介コーナー】
成長クラブ 尾籠 裕之
・リングの会オープンセミナー
6月21日(土)横浜のパシフィコで恒例のリングの会オープンセミナーが開か
れます。例年1000名を超える参加者でにぎわいます。昨年成長クラブはブース
出展しました。ブースではサイン会を開いたり、15塾のお知らせ等を行ったり
しました。今年も出展する予定です。詳細は次号(6月号)でお知らせします。
・オンライン15塾
今年もオンライン15塾を開く予定です。10月から来年の7月まで、毎月1回
1時間、15モデルの内容を講義形式で説明するという内容です。詳細が固まり
ましたらご案内します。
2.【成績集計 RPAを活用して省力化できます】
ユナイテッド・インシュアランス(株) 眞柄 哲朗
保険代理店にとって、どれだけの保険料を獲得できているか、手数料に関係す
る品質の指標はどう推移しているか、損害率の状況はどうか、こういったデー
タは必要不可欠なものであり、かつリアルタイムに入手したいものです。
しかしながら、保険会社のシステムを利用しても、データを入手し、さらに
入手したデータを加工してわかりやすい形にするためには、膨大な人手と時間
を要するのが実態であり入手やデータの加工をあきらめるケースも多いのでは
ないかと思います。
弊社では、こういった作業をRPAに行わせることで、ほぼ人の手を煩わせ
ることなく集計を行っています。
成績集計
をRPAに行わせている業務は大きく分けて以下の項目です。
1 支店別・担当別の保険料実績の集計(新規・更改別、単月・累計、デイリー
に出力)
2 品質指標の集計(支店別・マンスリーに集計)
3 損害率状況の集計(支店別・マンスリーに集計)
代理店計については、簡単に出力できますが、支店別・担当別の出力が保険会社
提供のシステムでは対応できません。
弊社では、三井住友海上がメインであり、三井住友海上のデータを集計してい
ます。
三井住友海上のMS1システムを利用している代理店の方はお判りでしょうが、
集計可能な単位は、合計か子代理店毎のいずれかです。担当者は複数の子代理店
契約を扱っているため、担当者の実績を把握するためには扱っている子代理店の
数値を合計する必要があります。 支店は属する担当者の集積になりますので同
様に合計の必要があります。
したがって、実績を集計するには、子代理店毎のデータをすべて出力したうえ
で、そのデータを担当毎に集計し、さらに属する担当を支店毎に集計してはじめて
実績表が完成します。
(下図をご覧ください)


人の手で集計すると半日程度の時間を要しますが、RPAを使用することで
この時間を30分程度に圧縮できるうえに、必要な作業は開始操作のみです。
さらに、完成したデータを毎朝メールで案内し、所定の保存場所に保存する
ことも自動で実行します。
成績集計だけでなく、早期更改率やデジタル手続き率、継続率等々の品質に
関する指標や損害率についても、成績集計と同じ手順で実行することが出来ます。
RPAを活用するようになり、気づいたことは今まで行ってきた業務の単なる
省力化や効率化のツールにとどまらず、これまでは膨大な手間がかかるため実
行できなかった様々な業務が実行できる強力なツールとなりうるという事です。
また、こういった事務作業に手を取られていた内務スタッフに新たな仕事に
チャレンジできるチャンスを与えるツールとなりうるのです。
活用には様々な困難やコストがかかりますが、その困難を克服した先には
今までと根本的異なる世界が広がるのです。ぜひチャレンジしてみてくださ
い。
以上
3.【RPA 対 Excelマクロ】
成長クラブ 開発担当 栗栖 史匡
RPAとExcelマクロ(VBA)について考えてみたいと思います。RPAはパ
ソコンの操作をロボットに覚えさせるという仕組みです。一方、Excelマクロ
はプログラムによって色々な処理が可能です。この2つは全く異なるものでは
なく一部重なっている部分もあります。RPAができることとして、何かのシス
テムを起動してクリックしたり文字を入力したり、またファイルにデータを書
き込んだりができます。一方、Excelマクロではクリックなどのパソコンの操
作はできませんが、ファイルからデータを読み込んで何かの集計をして新たな
表を作成したり、その新たな表を別のエクセルに書き込んだりすることができ
ます。ここで共通部分がお分かりでしょうか?「ファイルへの読み書き」につ
いてはRPAでもExcelマクロでも可能ということです。もっと一般化した表
現をすると「ファイル操作」はどちらでもできるということです。
例えば、ファイルをコピー、名前の変更、ファイルの移動、削除、ファイルの
作成などのファイル操作はRPAでもExcelマクロでも可能です。
ではRPAが可能な操作をもう少し詳しくみていきたいと思います。「クリック」、
「テキストを設定」、「テキストを取得」、「メールを送受信」、「Excel操作」
は一般的なRPAの標準機能として備わっています。
RPAではパソコン操作の全てが可能なので、プログラムすればなんでも操作
可能なのですが、先述した機能はRPAのバックグラウンドで処理が可能とい
うことです。例えば、メール送信の場合、メールアプリを起動しなくてもou
tlookであればバックグラウンドでRPAが直接メールを送信してくれます。
エクセルの特定のセルのデータの取得もRPAがバックグラウンドで直接可能
です。さらにはExcelのマクロを起動させることもRPAでは可能です。
一方、Excelマクロが得意な処理を考えてみたいと思います。表のレイアウト
を編集したり、セルに色を設定したりなどの書式設定をRPAで行おうとする
とその操作を詳細にプログラムさせる必要がありますが、Excelマクロの場合、
書式設定のコードを1行書けば実装できます。また、Excelマクロでパワーポ
イントのファイルに図形を描画したり、wordファイルの操作を行うのもExcel
マクロが得意としています。
では、結論としてRPAとExcelマクロのどちらがいいのでしょうか?非常
にシンプルな表現をすると、Excelマクロで完結できる処理ならExcelマクロ
での開発が適し、そうでないならRPAがお勧めということです。ただし、大
量のデータを取り扱う場合はExcelマクロで行うよりも、RPAからExcelを
操作した方が簡単な場合もあります(SQLが簡単に使えるため)。
最後に個人的な使い分け方法をご紹介します。たくさんあるファイルのファ
イル名一括変換の場合は、ExcelVBAで開発しています。RPAでもファイル
操作は可能なのですが、RPAの開発画面を開くよりもExcelVBAの開発画面
を開く方が簡単で早いからです。一方、たくさんあるPDFファイルの設定
変更などは、さすがにExcelVBAではできないのでRPAで開発しています。
最後までお読みくださりありがとうございます。
成長クラブHPでソリューションを紹介しています。