【代理店ソリューションメルマガ】2026年1月号をお送りします。
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1.【kintoneで郵送物管理】
中央ビジネス 鈴木龍之亮
2.【RPA開発は「試行錯誤」が9割】
成長クラブ 開発担当 栗栖 史匡
3.【連載を始めます】
成長クラブ 尾籠 裕之
4.読者コーナー【】
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1.【kintoneで郵送物管理】
中央ビジネス 鈴木龍之亮
弊社は業務の中心にkintoneを置き、対応記録や満期更改の進捗管理、
福利厚生の申請など殆どの業務をkintone上で管理しています。
代理店ソリューションメルマガ6月号では満期更改の進捗管理を紹介しましたが、
今回は同じくkintone上でおこなっている郵送物管理を紹介します。
弊社では、郵送のルールを下記のように定めており、集中管理をしています。
・個々の郵送物の封緘は禁止であり、封緘は庶務のみがおこなう
・個々の郵送物の差出は禁止であり、差出は庶務のみがおこなう
・庶務はすべての送付物を例外なく郵送管理アプリに記録する
具体的な業務の流れは、以下のとおりです。
まず対応者は、郵送が生じた対応を対応記録として「対応記録アプリ」へ記録します。
対応の結果として生じた郵送物(例:署名が必要な解約書類など)を封緘せず庶務に引き渡します。
庶務は対応者に引き取りした郵送物の種類、内容、宛先を確認し、「郵送管理」アプリに記録します。
記録する主な項目は下記のとおり
・送付日
・送付者(=対応者)
・種目(自動車、火災、等)
・書類の種類(契約申込書、変更依頼書、等)
・送付手段(封書、はがき、レターパック、宅配便、等)
・お問い合わせ番号(レターパックや宅配便利用時の追跡番号)
・返送要否
これらを記録、確認し問題がないことを確認したのちに封緘をおこない、郵便局員等へ差し出します。
郵送物の受領も庶務が一括しておこないます。
返送が必要なものでその書類が返送された際には、
・返送書類受領日
を追加で記録します。
これにより、どの募集人が、誰宛に、どんな書類を送り、返送が必要なものであればそれが戻ってきているかを
一覧で素早く把握することができるようになります。
また、アプリは返送待ちで一定期間返送がないと、対応者に通知を自動送信します。
この通知はkintoneを通じてパソコン画面に表示されるほか、
iPhoneやAndroid端末へプッシュ通知を送ることもできます。
この通知は書類が返送されるまで一定期間ごとに再通知されるため、
通知を確認したがその後対応を失念し、未返送の書類による各手続が
完了されずに放置されてしまうことを防ぐことができます。
kintoneはグループウェアでもあるので、その状況が一覧で全員と共有でき、
対応者以外でも状況の把握ができ、フォローを行う等の対応ができます。
そのほか、追跡番号が存在するものは1クリックで
配送状況を確認できる機能もあります。
このアプリは私が作ったものですが、既製のアプリケーションとは違い、
欲しいと思った機能を自由につくり、追加することができます。
思い通りで効率的なアプリを求めるなら、kintoneはその最適解の1つだと考えています。
チャレンジしてみたいという方は株式会社成長クラブまでお問い合わせください。
2.【RPA開発は「試行錯誤」が9割】
成長クラブ 開発担当 栗栖 史匡
― UiPath開発で本当に大切なこと ―
RPAを開発していると、
「なぜか動かない」「理由が分からない」という場面に必ず出会います。
今回は、私自身が UiPathでRPAを開発してきた中で実際に遭遇した現象 と、
それにどう向き合ってきたかをご紹介します。
結論から言うと――
RPA開発において、試行錯誤は避けて通れません。
■ 現象①:「クリックしているのに、クリックが効かない」
UiPathでよく遭遇するのが、この現象です。
- セレクターは正しく認識されている
- 実行画面上でも、RPAが確かにボタンをクリックしているように見える
- それなのに、システム側では「クリックされた扱い」にならない
原因ははっきりしないことが多く、
おそらく 対象システムとRPAの相性 によるものだと考えています。
▶ まず試すべきこと
UiPathには複数の「入力イベント」が用意されています。
- シミュレート
→ 見た目上はクリックしないが、内部的にクリックを送信 - ハードウェアイベント
→ 実際に人が操作するのと同じクリック動作
まずはこれらを切り替えて試します。
これだけで解決するケースも少なくありません。
▶ それでもダメなとき
ここからが本当の「試行錯誤」です。
私が実際に試した方法は、例えばこんなものです。
- 同じボタンを2回クリックする
- 一度そのボタンにフォーカスを当てる
- 他のコントロールにフォーカスを移してから戻す
- 別の場所を一度クリックする
- キーボード操作(Enterキーなど)を送信する
どれが効くかは ケースバイケース。
「これをやれば必ず直る」という正解はありません。
■ 現象②:ドロップダウンの「項目を選択」が効かない
UiPathの「項目を選択」アクティビティは、
- 実行が速い
- 見た目もスマート
- ドロップダウンを開かずに選択できる
という非常に便利な機能です。
しかし――
なぜか効かない ということが、よく起こります。
▶ そんなときの原点回帰
この場合は、迷わず原始的な方法に戻します。
- ドロップダウンを「クリック」して開く
- 選択したい項目を「クリック」する
つまり、人間とまったく同じ操作をさせます。
ほとんどの場合、これで解決します。
それでもダメな場合は、先ほどのクリック問題と同様、
入力イベントやフォーカス操作などを組み合わせて試行錯誤します。
■ 現象③:「保存」ダイアログでファイル名が消える
これは個人的にかなり苦労した現象です。
- RPAがファイル名を入力している
- 画面上でも、テキストボックスに正しく表示されている
- しかし「保存」をクリックした瞬間、ファイル名が消える
入力イベント、クリック方法、フォーカス操作…
思いつく限りの方法を試しましたが、すべて失敗。
▶ 最終的に効いた方法
「一旦テキストボックスの中身を削除する」
その後、あらためてファイル名を入力する。
これだけで解決しました。
文章にすると一行ですが、
ここにたどり着くまで 約2時間 かかっています。
■ 結局、RPA開発に必要なものは?
こうした現象は他にもたくさんあります。
共通して言えるのは、次の点です。
- 教科書通りにはいかない
- サポートに聞いても、ピンポイントな答えは返ってこない
- AIに聞いても、一般論しか出てこない
実際、
「UiPathでクリックが効かないときの対処方法」をChatGPTに聞いても、
教科書的な回答以上のものは得られませんでした。
👉 つまり結論はひとつ
RPA開発は、試行錯誤こそが最大のスキル。
■ おわりに
RPAは「簡単そう」に見えます。
しかし実際には、
地道な検証と経験の積み重ね がものを言う世界です。
だからこそ、
- 試行錯誤を前提に設計する
- うまくいかなくても「当たり前」と考える
- 解決できた経験を次に活かす
これが、現場でRPAを使い続けるための一番の近道だと思います。
3.【連載を始めます】
成長クラブ 尾籠 裕之
僕(尾籠 裕之)は1970年に日本IBMに入社し、保険営業所に配属され、
それ以来現在に至るまでの50数年間、保険業界を対象にしたビジネスを経験してきました。
現在はネットあり、AIありとシステムが身近になってきましたが、日常の業務を見ると、
今まで行ってきたことの積み重ねが色濃く反映されているように見えます。
というわけで僕が経験してきたことも、程度の差こそあれ皆さまの日常業務にお役に立つ
こともあるのではないかと思い、今までの経験や経験で得た知識などを連載風に記述して
いきたいと思います。
僕の記憶をたどりながらエッセイ風に書いていきますので気楽に読んでください。
連載がどのくらい続くかわかりませんが、おそらく10回前後続くのではないかと思っています。
連載開始は次月(2月)からです。皆さまが楽しく読んでいただけることを期待しています。
4.読者コーナー【】
今回は読者の皆さまからの投稿はありませんでした。
引き続き投稿をお待ちしています。
こんな面白いアプリを見つけた、これは役に立った、こういうことをやりたいけど解決できる?など、
どんな内容でも結構です。気楽に投稿してください。
息長くお待ちしています
最後までお読みくださりありがとうございます。
成長クラブHPでソリューションを紹介しています。