【代理店ソリューションメルマガ】2025年12月号をお送りします。
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1.【RPAで事故情報登録を自動化!】
成長クラブ 開発担当 栗栖 史匡
2.【サーバー障害対策とRPA開発に共通する“ある発想”】
成長クラブ 開発担当 栗栖 史匡
3.【読者コーナーをつくります】
成長クラブ 尾籠 裕之
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1.【RPAで事故情報登録を自動化!】
成長クラブ 開発担当 栗栖 史匡
― 保険代理店の「事故対応記録」業務がここまで変わる ―
日々の事故対応業務で、こんなお悩みはありませんか?
- 保険会社システムに通知された事故情報を、毎回手入力している
- 登録漏れや入力ミスが発生してしまう
- 情報転記に時間がかかり、初動対応が遅れてしまう
こうした課題を解決するのが、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)です。
💡 RPAが自動で行うこと
保険会社システムに通知された事故情報を、
「事故対応記録アプリ」に自動で登録します。
従来はスタッフが一件ずつ画面を開いて入力していた作業を、RPAが人に代わって正確・迅速に処理します。
⚙️ RPA処理の流れ
- 保険代理店システムにログイン
- 事故受付一覧を開く
- 事故詳細画面から必要な情報を取得
- 保険代理店システムから契約情報を取得
- 「事故対応記録アプリ」を検索・新規登録画面を開く
- 必要情報を入力して登録
- 処理結果ファイルに実行内容を出力
RPAはこれらの手順を人の代わりに正確に行います。
実際の動作動画では、RPAが自動的に画面を開き、情報を転記して登録する様子をご覧いただけます。

✅ 導入効果
RPAを導入することで、次のような効果が期待できます。
- 単純作業からの解放:担当者が確認・判断に専念できる
- 入力漏れ・転記ミスの防止:自動入力で正確性が向上
- 迅速な顧客対応:登録時間の短縮で、初動が早くなる
この仕組みにより、「新規事故を見つけて、事故管理アプリに登録」までを完全自動化。
人手による入力が不要になり、業務効率と品質が大幅に向上します。
🏢 開発・導入サポート
本RPAは、保険代理店業務に特化したRPA開発を行う
株式会社成長クラブ が独自開発したものです。
代理店システムや自社アプリとの連携も柔軟に対応可能。
2.【サーバー障害対策とRPA開発に共通する“ある発想”】
成長クラブ 開発担当 栗栖 史匡
RPA開発とは関係なさそうに見える「サーバーの障害対策」。
実はこの2つには、とても重要な“共通点”があります。
今回は、保険代理店でRPAを運用するうえでも役立つ
「止まっても大丈夫な仕組みづくり」 についてご紹介します。
■ サーバーは“毎日どこかが止まっている”
例えば Google などの大規模サービスでは、
何十万台ものサーバーが稼働しています。
ここでは説明のため「1000台のサーバーを運用している」と仮定します。
もし1台のサーバーの耐用日数が「1000日」だとすれば…
👉 毎日1台が故障する計算 になります。
では、サーバーが止まったらどうなるのか?
もしそのサーバーで実行していた処理を
「最初からやり直し」していたら、永遠に終わりません。
そこで採用されているのが、次の2つの仕組みです。
■ サーバーの障害対策で使われる2つのしくみ
① コピー(バックアップ)を別サーバーに保存する
サーバーがダウンしても、別の場所にデータがあればすぐ復旧できます。
② 処理を分散し、どこまで完了したかを記録する
複数のサーバーで分担すれば、
1台が止まっても他のサーバーが“続きから”再開できます。
この2つのおかげで、
Google は毎日どこかのサーバーが故障しても
ユーザーはまったく気付かずに利用できているのです。
■ 実はこの考え方、RPA開発でも必須です
RPAも同じように、
- 途中で止まる
- システムが固まる
- ネットワークが切れる
といった“想定外の停止”が起こりえます。
そのときに重要なのが、
👉 途中で止まっても、被害を最小限にして再開できる仕組み
つまりサーバーと同じく、次の2つが必要です。
■ RPA開発で必要な2つの考え方
① 処理対象ファイルのコピーを作る
オリジナルのExcel(例:満期管理表・成績管理表など)を直接触らず、
コピーしたファイルをRPAが処理するようにします。
途中で止まっても、
オリジナルファイルから再スタートできるため大きな損傷を防げます。
② “どこまで処理したか”を1件ごとに記録する
もっとも重要なのはこちらです。
例えば満期管理表をRPAで読み込む場合、
✔ 1データ完了するごとに「処理済みフラグ」を記録する
✔ 最後にまとめて記録するのではない
という点が非常に大切です。
もし途中で止まっても、
- どの行まで終わったのか
- どこから再開すればいいのか
が明確になるため、“続きから処理”ができるようになります。
■ なぜここまで対策が必要なのか?
保険代理店システムも万能ではありません。
RPA実行中に画面が固まる、レスポンスが急に遅くなるなど
現場では日常的に起きる可能性があります。
だからこそ、
🛠️ 「止まることを前提にしたRPA」こそ運用に強いRPA
と言えるのです。
初期開発に手間はかかりますが、のちのトラブル対応や再開作業の手間を大きく減らし、RPAの保守性が飛躍的に向上します。
■ まとめ
- サーバー障害対策とRPA開発には驚くほど共通点がある
- 「コピー」と「進捗記録」がどちらにも重要
- RPAは“途中で止まる前提”で作ると強くなる
- 1件ごとに処理結果を記録する設計がポイント
「止まっても続きからできるRPA」
これが、現場で長く使われるRPAの条件です。
3.【読者コーナーをつくります】
成長クラブ 尾籠 裕之
ソリューションメルマガはRPAアプリを自社で開発・運用している代理店の経験談を掲載しています。
読者の皆さんがソリューリョンの事例を見てヒントになったとか、似たようなものを開発したとか、
こういうアプリを開発した事例はないかとか、といった情報を共有する場を作りたいと思います。
RPA以外のアプリでも構いません。
保険代理店業界はシステム化が緒に就いたところですので、
お互いの経験を共有することが役に立つことが多いと思います。皆さんのご投稿を歓迎します。
最後までお読みくださりありがとうございます。
成長クラブHPでソリューションを紹介しています。